「営業資料つくるのに、いつも半日かかっちゃう…」「もっと早く、しかもクオリティ高く仕上げられたらいいのに」――そんなふうに思ったこと、ありませんか?実は、AIをうまく使えば“資料づくりの時間”を本当に半分以下にできます。構成案づくり、スライドのたたき台、文章の整えまで、これまで時間を食っていた作業をAIが“相棒”として一気に肩代わり。あなたは判断と仕上げに集中できます。
この記事では副業コンサルとして実際にAIを使ってきた視点から、営業資料を効率よく仕上げるための
・おすすめAIツールの選び方
・そのまま使えるプロンプト(AIへの指示文)
・作業時間を大幅に短縮する具体ステップ
を、初めての人にもわかる言葉で解説します。
目次
- なぜAIで資料作成は速くなるの?
- 基本ステップ:この型で回せば迷わない
- ツール3選:現場での使い分け
- そのまま使えるプロンプト(コピペOK)
- メリット/デメリット(リアルに)
- 実体験:時短ワークフローと成果
- こんな人におすすめ
- よくある質問(FAQ)
- 失敗しないためのコツ
- まとめ&CTA
なぜAIで資料作成は速くなるの?
AIは「構成づくり」「文章生成」「整文(言い回し・語尾統一)」の3ステップを直列で自動化できます。要点を入れるだけで章立てを提案し、段落の流れを整理して、文体まで整えるので、修正にかかる時間が激減。たとえば従来4時間かかっていた資料が、AI導入後はこんな配分で約1時間に。
- 構成作成:30分 → 5分
- 本文ドラフト:120分 → 20分
- 微調整:90分 → 30分
さらに、自社テンプレや過去事例をAIに学習させれば、次回以降は立ち上がりがもっと早くなります。スピードだけでなく「”質”も上がる」のがポイント。AIから複数案を出させ、良いところ取りをすれば、早いのに“切り口が鋭い”資料になります。
ただし、体験談や固有の実績、現場のニュアンスはAIには書けません。「AIで土台を素早く作り、自分の経験で肉付けする」この役割分担が最強です。

基本ステップ:この型で回せば迷わない
Step1:目的とターゲットをAIに伝える
「誰に/何を/どうしてほしいか」を一文で固定。
例:「情シス部長向け。無料トライアル登録を促す。運用工数30%削減を訴求。」
Step2:構成案をAIに作らせる
導入→課題→解決策→効果→料金→導入事例→FAQ→CTAの基本型を出してもらい、不要章は削除。
Step3:要点と数値を渡してドラフト生成
事実・数値・事例のメモを貼り付けて、自然な文章に整えてもらう。トーン(簡潔・論理的・前向き)も指定。
Step4:リライト・整形をAIに依頼
語尾統一、専門度の調整、箇条書き化、要約スライド版(1枚)も同時生成。比較用に別案も出してもらうと◎。
Step5:人間が最終チェック
一次情報で数値・商標・比較条件を確認。誇張表現を削り、CTA(次の行動)を明確に。ここで読者の意思決定段階(初回接点/比較検討/最終稟議)に合わせて情報の深さも調整します。
ツール3選:現場で使い分けるならこの組み合わせ
① ChatGPT:構成&ドラフトの主戦力
- 骨子設計や文章の初稿づくりが速い
- 成果物のブレを減らすコツ:
- 必須項目(固有名詞・数値・NG表現)を明示
- 出力形式(見出し構造・箇条書き数・文字数)を指定
- 比較案を2〜3パターン出させて良い要素を合体
- 必須項目(固有名詞・数値・NG表現)を明示
② Gemini:Googleスライド連携が強すぎる
- Googleスライドとシームレスに連携できるのが最大の魅力。生成したアウトラインや本文をそのままスライド化しやすく、共同編集・コメント運用もスムーズ。
- 社内がGoogle Workspace中心なら、下書き→スライド反映→共同編集→配布までの流れが一気通貫で時短。図表や画像の差し替えも簡単。
- 使い方のコツ:スライドの**トーン(色・フォント・余白)とページあたりのメッセージ数(1枚1メッセ)**をプロンプトで固定しておくと、手戻りが減ります。
③ Gamma:テキストから“見栄え良い”スライドを自動生成
- テキストを投げるだけで配色・余白・フォントが自動で整い、“それっぽい”資料が秒速で完成。
仕上げで、人間が図の強弱・アイコン・CTAボタンだけ整えると、短時間でも「ちゃんとしてる」見た目に。

そのまま使えるプロンプト集(コピペOK)
① 目的共有&トーン指定(300–500字ドラフト)
あなたはBtoB営業資料の編集者。対象=SaaS導入を検討する情報システム部長。目的=無料トライアル登録。固有名詞A・数値Bは必ず入れる。競合名は出さない。トーンは簡潔・論理的・前向き。導入→課題→解決策→効果の順で、見出しと箇条書きを使い500字以内でドラフト化。
② 章立て生成(スライドアウトライン)
[導入/現状課題/理想状態/解決策/効果(数値)/料金/導入事例/FAQ/CTA]の順に、各スライド要点を3行以内で。1枚1メッセージを徹底。
③ CTA作成(意思決定段階別)
検討初期/比較中/最終稟議の3フェーズに分けて、行動を促すCTA文を2案ずつ。文字数は各30字以内。
④ リライト指示(読みやすさUP)
以下の本文を“です/ます”で統一し、専門用語に簡単な補足を付け、200字短縮して読みやすく。表現はポジティブだが誇張しない。
⑤ Gemini向け(スライド化前提)
このアウトラインをGoogleスライド用に整形。各スライドに短い見出し(17字以内)+要点3つ。配色はブランドカラー#xxxxxx基調、本文フォントはNoto Sans、図は棒グラフ1つ、CTAは最終スライド右下に配置。
仕上がりを決める“人のひと手間”
- 数値・出典・商標は必ず一次情報で裏取り。比較条件(期間・母数・環境)も本文に明記。
- 読者の段階に合わせて情報量を調整:
- 初回接点:価値訴求とベネフィット中心(短く)
- 比較検討:要件定義・費用・体制・リスク・FAQ
- 最終稟議:効果予測、見積、導入手順、社内説明用1枚
- 初回接点:価値訴求とベネフィット中心(短く)
ビジュアルの鉄則:1スライド1メッセージ。図は「現状→課題→解決策→効果」の流れで。テーブルは列を絞り、強調色は1色だけに。
時短ワークフロー実例(副業コンサルの回し方)
- 午前:ヒアリング要点を要約→AIに目的・読者・CTAを共有→アウトライン3案
- 午後:ベスト要素を合体→ドラフト生成→リライト2パターン→Googleスライドに反映(Gemini連携 or Gamma)
- 夕方:一次情報で裏取り→商標と文言トーンを整える→CTAと導線の最終調整→納品
実際、あるSaaS提案ではヒアリング当日に構成+本文をAIで作り、翌朝には修正版を納品。作業は4時間→1時間に短縮。浮いた時間で提案の精度を高めた結果、成約率も改善しました。

失敗しないための注意点
- AI任せにしない:独自実績・体験談・失敗談はあなたにしか書けない。ここを足すほど説得力が増す。
- 誇張・断定はNG:「必ず」「絶対」ではなく、条件や前提を添える。
リンクの文脈づくり:リンク前後に“クリック理由と期待値”を一言添える。
例:「3分で登録、操作感をすぐ確認。無料トライアルはこちら」。
まとめ&今すぐできる一歩
最短ルートは、型→ツール→プロンプト→検証→CTA。まずは1本、AIで土台を作り、自分の経験で上書きする――この流れを習慣化すれば、品質とスピードは同時に伸びます。
やることはシンプルです。
1)目的・読者・CTAを一文で決める
2)ChatGPTで章立て3案→ベスト要素を合体
3)GeminiでGoogleスライド化 or Gammaで高速デザイン
4)一次情報で裏取り→CTAを明確にAIを“相棒”に、あなたの時間をもっと価値ある仕事へ。
まずは無料トライアルやテンプレのコピペから、軽く回してみましょう。



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